ティニ・ミウラ


装幀装飾の世界第一人者。

1940年西ドイツのキールにて美術大学教授の父と作曲家ブラームス家系の母の間に生まれる。

ドイツの美術学校卒業後、パリのエコール・エスティエンヌ美術大学で美術と装幀芸術を学び、世界の製本製幀コンクールで数々の最優秀賞を獲得。

イギリスのエリザベス女王、スウェーデンのグスタフ国王をはじめとする各国の王室の公式文書や特大鳥類図鑑『アメリカの鳥』特大植物図鑑『ボタニカ・マグフィニカ』など各国の美術館、博物館、大学図書館の私蔵本、蒐集家の愛蔵本などを多数制作。

また、1963年より製本製幀家の最高の名誉であるノーベル賞賞状の制作を行い、日本のノーベル受賞者、朝永振一郎博士や川端康成先生の賞状の制作も担当した。

パリ、ボストン、東京、大阪、上海、青島など世界の都市で35回以上の展覧会を開催。

東京とロサンゼルスにアトリエを持ち、現在も国際的に活躍中。

米国製本装幀大学の創立者であり、学長及び教授、明星大学客員教授、広島市立大学講師、中国・国立青島市美術館顧問などの役職を務めている。

著書に、『私の製本装幀芸術の世界』『ティニ・ミウラの世界』『美しい本』『世界の巨匠ティニ・ミウラの手作り豪華本1990-2015』などがある。

夫はマーブルペーパー研究・創作の第一人者である三浦永年氏。

2017年4月、宮城県登米市に「宮城芸術文化館」をオープンし、館長に就任。


ティニ・ミウラ先生がデザイン制作された川端康成先生のノーベル文学賞賞状



宮城芸術文化館

『みやぎの明治村』登米市にある20世紀につくられた最も価値のある世界最大の本と 日本で唯一マーブルペーパーを展示している美術館です。

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